ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

【アコギでできる基礎練習3選】簡単なものからレベルアップしてみよう!

こんにちは!ギター講師の箕輪です!

 

好きな曲を弾くことはとても大切なことですが、思うように指が動かないときはありませんか?

今回はアコギでできる基礎練習ということで、デイリートレーニングのような簡単な基礎練習から、コードやメロディで応用の効く実践的な基礎練習までいくつか紹介していこうと思います。

アコギ向けの基礎練習としていますが、エレキギターでやってみても大丈夫ですよ!

 

 

基礎練習で大切なこと

いくつかアコギの基礎練習をする上で大切なことがあるのですが、

こちらの項目は最重要リストとなっています。

  • メトロノーム、クリックを使う
  • 確実に弾ける速さで練習する
  • フレットのギリギリを押さえる
  • 指のお腹ではなく先の方で押さえる

まずはこの4つを意識して基礎練習に取り組みましょう。

メトロノームは楽器店やネットでも買えますが、スマホの無料アプリでもありますのでどちらを使っても大丈夫ですよ。

ただ、選ぶ基準としては

  • 機能がシンプルなもの
  • 画面が見やすいもの

を基準に選んでみるといいかと思います。

 

クロマチック基礎練習

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クロマチック練習

単純に6弦の1フレットから順に1,2,3,4と弾いていきます。

この時指使いはそれぞれ指定してあるので、誤魔化さないようにしっかりチェックしながら弾いていきましょう。

下段フレーズは1フレット分進んだ状態から、先ほどとは逆の指使いで弾いていきましょう。

右手の使い方は

=ダウン

=アップ

となっています。

この順序も逆になったりしないように気を付けて弾いていきましょう。

この時に無理して速く弾いたりすると、指使いや右手の上下、音の伸びのクオリティが下がります。しっかりメトロノームを使い確実に音を鳴らせる速さで練習していきましょう。

例)①テンポ60でスタート

  ②慣れてきたらテンポを5ずつ上げていく

指の独立の基礎練習

指の独立とはそれぞれの指が自由自在に動かせるようにすることです。

単音でメロディやフレーズを弾く時はもちろん、コードチェンジをスムーズにしていくためにも効果的な練習です。

アコギでは思うように指が動かないときもあります。

そのように悩んでいる方はこちらの基礎練習を試してみてください。

 

ステップ1

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指の独立 表①

まずはステップ1の表を参考にして2弦の3,4,5,6フレットに指を配置します。

これが定位置になるので覚えておきましょう。

ステップ2

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指の独立 表②

ステップ2の表では配置した指のうち中指と薬指だけ離して4フレットと5フレットを押さえて弾いていきましょう。この時しっかり単音で一つずつ鳴らすようにしましょう。

定位置から動かしていない人差し指と小指はフレットから離れないように押さえたままにしておきます。

この独立の基礎練習をするときはスピードは重要ではありません。

人差し指と小指押さえたまま、中指と薬指を動かすことによって指が器用になっていきます。

最初のうちは信じられないほど動かないですが、ゆっくり1音1音踏みしみて弾いていきましょう。

コードを動かす練習

基本コードのCコードとGコードで見ていきましょう。

アコギでソロギターが弾けるようになりたいという方は特に必須ですので見ておきましょう。

Cコード

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Cコードの基礎練習

Cコードを押さえて均等のリズムで鳴らしつつ、人差し指を離す、押さえるを交互にやってみましょう。

押さえているときはCコード、離したときはCM7というコードになります。

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Cadd9

更に応用編として小指で3フレットを押さえてCadd9というコードに動かすのもありですね。

Gコード

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Gコードの基礎練習

先ほどのCコードと似ていますね。

小指で押さえていたところを離すとG6(シックス)というコードになります。

これも均等のリズムで弾きながら押さえたり離したりしてみましょう。

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Gコードの別の形

Gコードの応用編としては1弦の3フレットではなく2弦の3フレットを押さえる場合もあります。この時1弦は鳴らないように左手の小指のお腹でミュートしておきましょう。

通常のGの形とこの形を交互に弾いていくのもまた実践的な練習です。

コンディションで大切なこと

いくらこの通りに練習しても、弦のコンディションが悪いと練習効率はかなり落ちてしまいます。

古い弦を使っている場合はすぐに交換しましょう。

目安としては弦に輝きがなくなってきたり、黒ずんで来たりします。

さらに悪くなると赤っぽい錆が指につくようにもなってきます。

新品時よりも少し輝きがなくなったくらいであればまだ許容範囲でもあるのですが、

くすんだり錆が付いたりするようであれば交換が必要です。

錆びた弦を使った場合

  • 音が悪くなる
  • チューニングが合いにくくなる
  • 指の滑りが悪くなる

このような影響が出てきてしまいますが、

交換した後は圧倒的に弾きやすくなりますよ!

フィンガーイーズ/FINGER-EASE

なるべく弦を長持ちさせるためにはこちらのフィンガーイーズを用意しておきましょう!

サーっと弦全体に吹きかけてクロスで拭きとるだけです。

これだけでかなり弦の寿命は長持ちします。

まだこのスプレーを持っていない方は、ギターを弾く上では必ず使いますので1本買っておきましょう!

何なら予備も含めて3本あってもいいくらいです笑

エリクサー/Elixir

長持ちする弦としては錆びにくいコーティング弦を買うことをおすすめします。

よく使われているのがこのエリクサーという弦ですね。

 エレキギター用もアコースティックギター用も普通の弦の2倍くらいの値段ですが、それ以上に弦は錆びにくいので超おすすめです。

特に弦がすぐサビてしまうという方はこの弦を一度試してみてもいいかもしれません。

(僕は一日中ずっと普通の弦でギターを弾いているとその部分だけ黒ずみます笑)

エレキギター用もアコースティックギター用もパッケージがかなり似ているので注意しましょう!

まとめ

  • 基本的な基礎練習=クロマチック練習
  • より指の使い勝手を良くする練習=指の独立の基礎練習
  • 単音やソロギターに向けた基礎練習=コードを動かす練習

以上の3つを見ていきました。

中でもクロマチックの基礎練習と指の独立の基礎練習はデイリートレーニングとして毎日少しずつ取り入れてみましょう!

 

それでは!