ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

【写真解説】コードや単音弾きでの左手の解説。親指の位置がとっても大事です!

ギターを毎日練習しているけど、クロマチック練習やフレーズ練習、コードが上手く押さえられないという時は、原因として左手の親指の位置が悪い場合があります。

 

左手に関しては親指に限らず、他の指でも微妙な違いだけで全然押さえられないということが多いので、今回の記事で少しでもコツを掴んで欲しいと思います。

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私はかれこれ15年ほどギターを弾いていますが、普段綺麗に押さえられるものも少し指の位置を変えただけでコードやフレーズなど、押さえられなくなるものはたくさんあります。

このようなことは今まで数多くの生徒さんにレッスンを提供してきて気づいたことでもあります。

まずはこの微妙な違いというのを画像付きで細かく見ていきましょう。

 

 

 

左手の基本的なフォーム2種類

まずは左手の基本的な押さえ方をおさらいしていきましょう。

フォームはざっくり2種類あるのですが、これは用途によって使い分けていきます。

 

正面から押さえる

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正面から押さえるフォーム

この時親指は正面から見て見えないくらいです。

弾くフレーズによっては少し見えたりもしますが、正面から見て隠すことが多いフォームです。

 

握りこむようにして押さえる

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握り込むフォーム

この時に親指は正面から見てネックの上から指が顔をのぞかせるように出ていますね。

そして他の指は斜めに押さえられています。

 

2種類の押さえ方がありますが、今回は正面からの押さえ方について細かく解説していきます。

一つずつ順番に解説していきますので長くなるかもしれませんが、

流し読みしながら画像を主体に見ていくのでもいいと思います。

 

 

正面から押さえるフォームの解説

このフォームはコードでいうとFコードやBコードなどのバレー(セーハ)コードの時によく使います。

フレーズでいうと幅広くフレットを使うフレーズの時に使うことが多いです。

 

この時にまず気にしていくのがフレットのギリギリを指先で押さえるということ。

親指の細かい位置は上記のことを気にした上で大事になってくることなので、

まずは画像を真似するところからでもいいのでトライしてみましょう。

Fコードの理想像

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Fコード



人差し指は真っ直ぐ、他の指はなるべくフレットのギリギリを押さえておきます。

このような画像は他のサイトや教則本にも書いてあることは多いですが、

裏側の親指の位置を見てみましょう。

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Fコードの裏側



ネックの裏側を真っ直ぐ上に向かうように押さえられているのが分かりますでしょうか。

これがいい例の押さえ方です。

 

フレーズを押さえる際にも

また、フレーズを弾く時にフレットを幅広く使う時にも同じような形になります。

正面から見たとき。(5弦3,4,5フレットを弾くような形の時)

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フレーズを弾く時の正面からの図

この時も正面から見て親指は出ていませんね。

裏側は先ほどと同じような形になっています。

ここまでがいい例の押さえ方ですが、このように押さえるとメリットがたくさんあります。

正面から押さえるメリット

・フレットを幅広く使える。

 

・コードを押さえる時に指の間に隙間ができ、音を綺麗に鳴らすことができる。

 

・バレーコードの時に人差し指を真っ直ぐに向けることができる。

 

ここからは反対に悪い例を画像で見ていきましょう。

 悪い押さえ方の例

Fコードを押さえようとして正面から見て親指が出ている。

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Fコードの悪い例

このように親指が上に出ていると、他の指たちにゆとりができず

押さえるのが窮屈になってしまいます。

それによって他の弦に指のお腹が当たってしまったり、そもそも人差し指を真っ直ぐ向けることができなくなって音が出なくなってしまいます。

 

フレーズの場合も同様です。

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親指が少し出ていて幅広く使えない



このように親指が出ているとフレットを幅広く使うことができず、

5フレットに届いていないのが分かりますね。

 

コードの場合とフレーズの場合どちらも共通している悪い押さえ方がもう一つありますが、これは正面から見て親指が出てはいないが横になってしまっているパターンです。

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親指が横になっている

または親指が爪先立ちになってしまっているパターンもあるかと思います。

 

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親指が爪先立ちになっている

このようなフォームになると上には突き出ていないが結局他のところに親指の長さを逃がしてしまっているようなことになり、正面の他の指たちは余裕をもって押さえることができません。

 

 

押さえ方の良い例と悪い例のまとめ

ここまでのいい押さえ方と悪い押さえ方を軽くまとめておきましょう。

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握りこむようにして押さえる場合

 

この握り込む押さえ方に関しては、悪い場合というよりは

どのような時に使っていいかを少し紹介していこうと思います。

 

使っていいパターン例

・ローコードのC、G、D、Amなどバレーコードではないもの。

 

・1、2弦の5フレットなど、幅広くフレットを使わない押さえ方の時。

 

・その他特にCに似たような押さえ方になるとき。

 

親指が出てもしっかり機能する例として

Cコード

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Cコード

フレーズ

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チョーキング


このようにあえて親指を握り込むことによって安定するものがあります。

ただ、最初はどちらかというと握り込まない方の正面からの押さえ方から慣れた方がいいので初心者の方はそちらを参考にしてみてください。

 

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