ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

【TAB譜解説】米津玄師「死神」の弾き方を解説していく!!

こんにちは!

ギター、ウクレレ講師の箕輪です。

 

今回は最近リリースされた米津玄師「死神」を課題曲にして解説していきます!


www.youtube.com

この短期間でこの再生回数はものすごいですよね!!

レッスンでもこの曲を弾きたいという声をいくつか聞くので、

今回はTAB譜を使って解説していこうと思います。

死神は1周がAメロ、サビの2つで構成されていますが、
Aメロで1種類、サビで2種類の弾き方を使っていきます。

それでは見ていきましょう!

あ、今回は飛ばさずに最初から見てくださいね!

死神を弾くときの準備

この曲はいつものチューニングではなく、6弦の音を下げていきます。

普段6弦はEの音ですが今回はDの音に合わせていきましょう。

6弦だけDに音を下げて合わせることを

ドロップDチューニング

と呼びますので覚えておきましょう!

特徴としては主にロックな曲で使うことが多く、ヘヴィで重厚感が出ますよ。

6弦を下げると他の弦もチューニングがずれてしまいやすいので、他の弦もしっかりチューニングし直してから弾いていきましょう!

死神のAメロ

チューニングは大丈夫でしょうか?

もし先ほどの「死神を弾くときの準備」を飛ばした方がいたら一度戻って見てみてください!

チューニングがずれていると譜面通り弾いても音が合わないので注意です。

f:id:gt335:20210701122150p:plain

死神 Aメロ

Aメロはひたすらこのフレーズを繰り返して弾いていきます。

全ての音をブリッジミュートをかけながら弾けるといいのですが、難しいという方はまずは気にせずに弾いてみましょう!

短いフレーズなので覚えやすいかと思いますが、その分細かいところまでしっかり表現していけると良いですね!

  • 休符の時のミュート
  • 伸ばすときはしっかり伸ばす

この2つができていると原曲に近いイメージで弾いていくことができます。

何よりフレーズのリズムにメリハリがついて綺麗に繋げられるようになりますよ!

指使いも譜面に書いてある通りの指使いで弾いていくのが弾きやすいと思います。

これが適当になるとリズムも取りにくくなり、音が切れやすくなるのでしっかり指使いを確認しながら弾いていきましょう!

死神のサビ前半

f:id:gt335:20210701122330p:plain

死神 サビ前半

先ほど解説したAメロとの違いが分かりますでしょうか?

フレーズ自体はすごく似てますね。

後半部分の音が細かくなっているので、ここはしっかり8分音符で繋げて弾いていきましょう!

Aメロはブリッジミュートが理想ですが、ここのサビではミュートせずに大胆に弾いて大丈夫です!
ただ、前半に1つだけ8分休符が入っていますね。

ここは伸ばさずにはっきりとミュートして弾いていきましょう!

Aメロができればここまで弾けるかと思います。

死神のサビ後半

f:id:gt335:20210701122908p:plain

死神 サビ後半

死神はサビが一番難しいところなのですが、上記のTAB譜通りに弾こうとするとなかなか弾きにくいと思う方もいると思います。

f:id:gt335:20210701123446p:plain

細かいと思っている譜面でも、このようなセットでコードで押さえていけるフレーズがあります。

フレーズというよりこの部分はほとんどコード弾きと思っておいて大丈夫です。

コードネームもあるのですが、少しややこしい話になるのでここでは番号で見ていきましょう!

見て頂くと分かる通り、全部で4種類だけですね!

押さえ方はこちらにまとめておきます。

f:id:gt335:20210702111919p:plain

譜面で赤く囲ってあるところは、指を離さずこの番号に対応したコードフォームで押さえていくと繋げて弾きやすいです。

ただAメロ、サビ前半と比べると難易度はかなり上がるので、難しいという方はまずは一つ一つのコード練習からやってみましょう!

これらのコードのコツとしては、①から②にチェンジするときは指を一切離さずにコードチェンジしてみましょう!

よく見ると分かるのですが、それぞれの弦に対しての指使いは①も②も同じですよね。

このような場合は、指を付けたままずらしながらコードチェンジすると音が滑らかに繋がりやすいです。

注意ポイント

  • Aメロは細かいミュートに注意
  • 指使いは適当にしない
  • サビ前半はAメロと似ているフレーズ
  • 音を伸ばすときはしっかり伸ばす
  • サビ後半はコードフォームで考える
  • まずはコード練習から

この辺りを押さえて練習してみると良いかと思います。

サビ前半まではずっと同じようなフレーズで弾いていけるので、まずはここまでを綺麗に弾けるようにひたすら練習してみるのもいいですね!

 

それでは!