ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

ギターで「Lemon」に苦戦している方必見!難しい部分の弾き方のコツと簡単に弾いていく方法

こんにちは!

ギター講師の箕輪です!

 

今回は曲単体に絞った解説となります。

今回解説する曲は米津玄師さんの「Lemon」です。

この曲がリリースされたのは2018年3月14日ということですが、いまだに人気の衰えない楽曲かと思います。

ギターレッスンでもかなりリクエストの多い曲ですね。

エレキギターでもアコースティックギターでもどちらを使用してもいいのですが、4フレットにカポを装着して弾いていきます。

LemonはAメロ、Bメロは比較的弾きやすいのですが、サビで展開の多いところが出てきます。

おそらくはここの部分で詰まってしまう方が多いと思いますので、このあたりを重点的に見ていきましょう!

 

 

「Lemon」サビのコード進行

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「Lemon」サビのコード

パッと見る感じではC、D、Gコードなど、基本コードで構成されていますね。

苦戦するポイントとしては2か所あり、基本コードに紛れて

  • F#m7(♭5)
  • C#m7(♭5)

というコードが出てきますね。

この2か所が苦戦するポイントとなってきます。

実際にここで詰まってしまっているという方は押さえ方や繋げるコツなどをここでしっかり覚えていってくださいね^^

この2か所は難しいコードが出てくる上に1小節にコードが3つ入ってきていますね。

「コードを押さえるのに精いっぱいで繋げる余裕が無い」という理由で詰まってしまう訳なんですが、まずはここの部分の拍は把握できていますか?

綺麗に繋げるためにまずは拍をしっかり見ていきましょう!

コードの拍を把握する

F#m7(♭5)が出てくる部分

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歌詞の「レモンの匂い雨」の部分ですね。

1小節の中で1拍1拍2拍という順番で進行していきます。

この画像のように「レモン  のに  おい雨」としっかり可視化していくとコードチェンジのリズムも分かりやすいです。

ここが曖昧なままだとコードが難しい上にコードチェンジもよく分からないまま、なかなか進まない状態が続いてしまいますので、しっかり把握して歌もイメージできるようにしておきましょう!

 

C#m7(♭5)が出てくる部分

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「帰れない 今」となっている部分ですね。

ここも先ほどと同じように1拍1拍2拍の進行です。

タイミングは同じですが、難易度としてはこちらの方が少し難しいかもしれません。

単純にC#m7(♭5)のコードが難しいので、次はコード単体のコツについて見ていきましょう!

「Lemon」の難しいコード

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この2つのコードが課題ですね。

どちらのコードもギターを始めたばかりの方はまだあまり馴染みのないコードかもしれません。

すこしややこしいコードではありますが、色々な曲を弾いていくとなるといずれは使うコードですので、この機会に覚えていってくださいね^^

この2つを覚えておけばどの曲にも応用できますよ!

どちらのコードも押さえている弦以外の弦は鳴らさないようになっていますね。

2本弾かない弦がありますが、これは意識的にミュートしようとするよりも、多少指を寝かせて押さえるようにするといらない弦はミュートできるかと思います。

指を立たせすぎるといらない弦が鳴ってしまうので注意ですね。

C#m7(♭5)コードについて

実はこの形は一部Dコードとそっくりなんです。

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ここだけ見るとDコードの形じゃないですか?

押さえる指の順番としては、5弦4フレットを基点にしてDコードを押さえ、そこに小指を足していくというような感覚で押さえていくと素早く押さえられるようになりますよ^^

F#m7(♭5)コードについて

このコードは押さえ方は難しいですが、他のコードで代用して弾いていくことも可能です。

F#m7(♭5)の代わりにB7コードを代わりに入れて繋げてみましょう。

今まではB7は1拍のみでしたが、こうすることによって2拍になりますね。

F#m7(♭5)に関しては省略することもできるので、あとはC#m7(♭5)を練習してみてくださいね!

フレットを把握する方法

DからC#m7(♭5)に行く部分ですが、2フレットから4フレットに急に移動しなければなりませんね。

ちょっと遠くて難しいと感じていませんか?

フレットを移動する際に見ている指を気にするといいのですが、小指を見ながら5フレットめがけて移動するようにしてみましょう。

人間、本能的によく使う人差し指ばかり見てしまいがちなのですが、このように普段使わない指を気にしてあげると少し移動しやすくなりますよ!

これはこのコードに限らず、エレキギターでソロを弾く時やフレーズを弾く時なんかにも応用できますね!

是非試してみてください^^

共通する指を見つけるのが大事!

先ほどのDからC#m7(♭5)に行く部分の解説でもお話しましたが、ギターコードには共通する指が結構な割合で存在します。

ギターコードの数自体はとても多いですが、同じ形であったり同じ指であったり、弦は変わってもフレットが変わらなかったり、共通する部分を見つけて押さえていくようにするとコードを押さえるスピードが格段に上がります。

色んなコードをスムーズに押さえることができれば、結果としてたくさんのコードを覚えるということに繋がっていきます。

なるべく楽して楽しく弾いていきましょう!

 

それでは!