ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

アコギの正しいストロークと注意点!写真解説有りです

こんにちは!

ギター講師の箕輪です!

 

今回はアコギのストロークについてですが、まずストロークとはどのようなことか分かるでしょうか。

コード弾きなどで右手をジャカジャカやってるあれのことですね。

アコギでもエレキでもどちらでも使いますが、アコギのストロークで苦戦している方がとても多いように感じます。

エレキギターに比べて

  • 弦が太い
  • 弦のテンション(張り)が強い
  • 音の響きが大きい

というようなアコギの特徴があるからかと思います。

アコギのストロークは本来ジャカジャカ鳴らしていきたいところですが、上記の理由からどこかの弦で詰まってしまったり、音が大きいから遠慮がちに弾いてしまったりしやすいです。

アコギと右手のストロークの画像も使いながら解説をしていきますので、是非最後まで読んでみてくださいね^^

 

 

右手の角度は正しいか

まずはアコギ本体に対して右手の角度を見ていきましょう。

正しい角度

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右手の角度

弦に対して伸びてきている右手の角度もほぼ平行になっているのが分かるでしょうか。

この平衡を保ったままストロークすることがとても大切です。

間違った角度

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平行が保たれなくなるとこのように弦に対して角度が付いてしまいますね。

ピックの角度も正しい角度と比べると全然違う方向を向いてしまっていますね。

平行ではないままストロークをするとどうなるかというと

  • ピックが弦に入りすぎる
  • ピックを制御し辛い
  • 6本の弦に均等に当てることができない

ということに繋がっていきます。

アコギで綺麗にストロークをするためにはこの角度から見直してみましょう。

正しい角度でストロークをすると、リズムをとりやすくなり上達へと繋がります。

ストロークの位置は正しいか

アコギに対しての右手のストロークの位置ですね。

正しい角度で弾けていても、弾いている位置が間違っていると音の質感が変わってしまいます。

正しい位置

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アコギのサウンドホールの上あたりで弾いていますね。

ここが基本的なポジションです。

ここで弾くことによりアコギ全体を響かせることができ、バランスよく鳴らすことができます。

間違った位置(サドル側)

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アコギのサドル部分に近い位置でストロークをしてしまっていますね。

このあたりでストロークをすると高音が強調され硬い音になり、音量は出ません。

ニュアンスを付けるためにあえてこの位置で弾くという場合もありますが、ギターを始めたばかりでまずは基本を覚えるという方はこの位置ではなくサウンドホールの上あたりで弾いていきましょう。

間違った位置(ネック側)

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ネック側で弾くと少しこもったような音になります。

これもあえてニュアンスの為にここを弾く場合もありますが、基本的な形としてはサウンドホールの上あたりでストロークしていきましょう。

※ウクレレの場合はコード弾きはネック寄りを弾いていきます。

ピックの向きは正しいか

アコギの弦は硬いので、ダウンアップのストロークを繰り返す時にピックの向きを変えてしまう方が多いです。

正しいピックの向き

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弦が張ってある面に対してピックは垂直になるように配置してストロークしていきます。

この弾き方でストロークすると6本すべてがバランスよく鳴り、リズムも正確に刻めるようになります。

ピックの向きは単音弾き、コード弾きに関わらずいつでも注意して練習していきましょう。

間違ったピックの向きその①

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ダウンストローク時になってしまいやすいです。

弦の抵抗が強いからと言ってこのように角度を付けて抵抗を減らして弾こうとする方がいますが、リズムが正確に刻めなくなり、継続してストロークをしていくことが難しくなります。後述しますがアップストローク時にも影響が出てきます。

間違ったピックの向きその②

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アップの時に引っかかってしまいやすいからと言って、これも角度を付けてしまっていますね。

このような角度を付けてしまうと音量も出ないですし、綺麗なリズムパターンを刻むことができません。

リズムにキレが無くなってしまうので、このような角度になってしまっている方はすぐに正しいピックの角度を見て改善していきましょう。

ピックの向きを安定させるコツ

「それでもやっぱりピックが引っかかるんです!」という方へ。

最初はどうしても引っかかりやすいですよね。

考えられる原因はいくつかありますが

  • ピックの角度が間違っている
  • ピックの先端が弦に当たりすぎている
  • ストロークのふり幅が小さい

角度については先ほどお話ししましたが、弦に当たりすぎているのとふり幅に関しても改善の余地はあるかと思います。

ピックが弦に当たる割合としては、ほんの少しかするくらいでいいのです。

右手のふり幅はボディの幅より少し狭いくらいは動かしてみるようにしましょう。

速いストロークパターンを弾く時ほど右手が小さくなりやすいので、右手の動きがスムーズでないと感じたときはチェックするようにしてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

いくつか正しいフォームと間違ったフォームの例を挙げて解説していきましたが、すぐに直せるものでもないと思うので、画像を保存するなりしてすぐ確認できるようにしておくといいかと思います。

アーティストの映像を見たりするのもいいですよ。

 

それでは!