ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

エレキギターでよく使う「パワーコード」ってどういうことか分かりますか?

こんにちは!

ギター講師の箕輪です!

 

今回はエレキギターでよく使う「パワーコード」についてお話していこうと思います。

初めての方はパワーコードについてよく分からないという方もいるかもしれませんが、コード表で見ると一目瞭然です!

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通常コードとパワーコード

今回話していく内容については

  • パワーコードはどこで使うのか
  • パワーコードはどんなコードなのか
  • アコギでも弾けるのか
  • パワーコードの簡略版

この4つについて話していこうと思います。

主にエレキギターで使っていくのですが、押さえ方が単調で応用の効くコードなのでエレキギター初心者でも押さえやすいです。

コードではありますがベースのような動きをするのでフレット上の音の位置も把握できるようになるので、通常のコードとは別にパワーコードも覚えていきたいですね!

 

 

パワーコードはどこで使うのか

ロックな曲で特に使用することが多いです。

コードの動きが激しい曲でもコードチェンジがしやすく、コードの動きを使ってフレーズなどを作る場合もあります。

取り入れようとすればジャンルを問わず、音の動きさえ合っていればどんな曲にでも取り入れることはできます。

ですがその曲に合うか合わないかは別の問題で、しっとりとした静かなバラードの曲に「ジャーン!!!」とエレキギターの音だけ入っていると浮いてしまうこともあります。

理論的には入れることはできてもその曲に合わせていけるかはセンスの問題にもなってきますが、今まで普通のコードで弾いていた曲をパワーコードで弾いてみたら意外とマッチすることもありますので、まずは何事も挑戦ですね!

あえてバラードの曲をロック調にして弾いてみるとかもありかもしれませんね^^

バラードをロック調にしたアーティストでパッと思いつくのはこちらの方です。

First love(宇多田ヒカル)/スコット・マーフィー


Scott Murphy First Love

Scott Murphyは邦楽曲を日本語でカバーしているのですが、全てロック調にアレンジしておりますが、バラード曲もその良さを壊すことなく秀逸にアレンジしています。

アレンジ次第でこのようにパワーコードを取り入れることもできますので、「俺はロックしか弾かねえぜ!」という方はバラード曲も全てパワーコードで弾き倒してみるのもまたかっこいいですね!

パワーコードはどんなコードなのか

少し理論的な話をするとコードの構成音の話になってきます。

まずはドレミファソラシドを番号に置き換えてみましょう。

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ドレミファソラシドと数字

最後のドはどうして1なのかと思う方もいるかもしれませんが、それぞれの音名に対して数字を割り当てているので、最初も最後も関係なくド=1としています。

ちなみにこの割り当てはCコードの時の場合です。

普通のCコードの構成音は「ド・ミ・ソ」となり、数字で表すと「1・3・5」となりますね。

この中の3を取って、「1・5」で構成されているコードがパワーコードとなります。

したがってパワーコードのCコードの構成音は「ド・ソ」となります。

Cコードであれば単純なドレミファソラシドで例を出すことができるのですが、Dコードなどになってくるととっても話が長くなるのでこの記事ではここまでにしておきます。

  • パワーコードは1番目と5番目の音で構成されている
  • 通常のコードの構成音は1・3・5

アコギでも弾けるのか

ギターの音の配置はエレキギターもアコースティックギターも同じですのでアコギで弾くことも可能です。

注意点として

パワーコードは使用する弦が2本または3本ですが、エレキギターであればボリュームや歪みをアンプの設定次第で大きくすることもできます。

しかしアコギだと基本的にはクリーンサウンドですので、エレキギターの様に音を太くするのが難しいことが多いです。

僕は曲中ずっとパワーコードをを使用するというよりは、Aメロだけパワーコードにするなど限定的に使っています。

パワーコードの簡略版

最初に出したパワーコードの形は指3本で押さえていますが、2本で押さえていくことも可能です。

「パワーコードはどんなコードなのか」の項目でもお話ししましたが、1・5の音で構成されているので、最低でも2本の弦が鳴っていればいいのです。

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ほとんど同じ押さえ方ではありますが、指を3本使って押さえるのが厳しいという方はまずは指2本で押さえるパワーコードからチャレンジしてみるのが良いと思います!

それでも厳しいという方はまずは指1本で3フレットだけ押さえてみましょう。

1本が綺麗になったらもう1本追加で押さえていくというように段階を踏んでコードに慣れることも大切です。

 

それでは!