ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

【アドリブ入門】ドレミファソラシドのスケールを使って簡単な単音アドリブフレーズを弾いてみよう!

こんにちは!ギター講師の箕輪です。

今回はアドリブソロの入門について解説していこうと思います。

 

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アドリブソロと聞くと、

・難しそう

・いっぱい弾くやつは無理

・何をどう弾いていいのか分からない

等々…

初心者の方は特に弾けるイメージというのがしにくいかもしれません。

そこで一つ、アドリブですが音遊びみたいな感じで取り組んでいければいいかなと思います。

 

 

 

アドリブとは?

アドリブは何でも適当に弾いているわけではありません。

逆に全部一音一音毎回気にしながら弾かなくても大丈夫です。

ある決まったポジションの中で自由に音を弾いていくだけでアドリブソロを弾くことができます。

このアドリブはいかにもなギターソロが弾けるだけでなく、イントロフレーズを作りたい時や、ちょっとした間奏部分のアレンジに使いたい時、曲中のリードギターパートを弾きたい時、様々なところに応用することが可能です。

 

では次に先ほどお話しした「ある決まったポジション」について見ていきましょう。

 

アドリブのポジション(Cメジャースケール)

まず今回題材にするのは「Cメジャースケール」という音の並びのポジションです。

このCメジャースケールについては以前他の記事でも書いてありますのでこちらも参考にしてみてください。

gtkyoukasyo.hatenablog.com

Cメジャースケールのポジションは以下の表を見てみましょう。

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Cメジャースケール

これを見るとたくさん弾くところがありますね。

ここにある全ての音を自由自在に曲とマッチして弾けるに越したことはないですが、

最初からそれをやってみましょうというのもなかなか難しいと思います。

なので今回は少し弾く範囲を減らして見ていきましょう。

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短いCメジャースケール

 

これでどうでしょうか?半分くらいに減りましたね^^

このポジションのドレミファソラシドを使ってアドリブを弾いてみましょう。

 

 

アドリブの弾き方

どのように弾いてどのようなフレーズを作っていくかはセンスの問題にはなるのですが、それを言っては何も始まりません。

まずはこのポジションがどういったときにマッチしてくるのかを見ていきましょう。

今回はスピッツさんの「チェリー」を題材にしてアドリブを弾いていきましょう。


スピッツ / チェリー

この曲は一度は聞いたことがあるという人が多いのではないでしょうか。

 

今回はコードはひとまず置いておいて、

曲を流しながらなんとなくCメジャースケールのポジションをなぞるように弾いていきましょう。

ドレミファソラシドと順番に弾いてもいいですし、適当な順番で弾いても構いません。

ポジションから外れると音痴になったように音を外してしまいやすいので気を付けましょう。

アドリブの練習方法

いかがでしたでしょうか?ポジションの中で弾いていれば自然と音もマッチしてくると思います。

ただ適当に弾いて模索していくというのでもいいのですが、

せっかくなので具体的に練習する方法を見ていきましょう。

 

曲を流しながら練習する場合は適当なリズムで弾かずにまずは4分音符で

「ドーレーミーファーソーラーシードー」と弾いていきましょう。

そこから戻りの「ドーシーラーソーファーミーレードー」と弾いてみるのもいいですね。

これを繰り返し弾いて慣れてきたら、8分音符で

「ドレミファソラシドドシラソファミレド」と弾いてみましょう。

4分音符、8分音符でポジションをなぞって弾くことができたら、

今度は適当な順番でリズムはさっきと同じように弾いていきましょう。

 

8分音符は4分音符と比べると倍の速さなので、上手くいかないという人は以下の方法で練習していきましょう。

 

メトロノームを使った練習

先ほどの練習方法で速さについていけなかった方は、メトロノームで練習してみましょう。

例えば最初はテンポ60くらいから8分音符で弾いてみましょう。

これが綺麗に弾けて来たら10ずつテンポを上げていって練習していくと、自然な流れで速く弾けるようになってきます。

やはり急に早いテンポで弾くよりも徐々に慣らした方が良いということですね。

これはアドリブに限らずコードの練習などでも同じなので覚えておきましょう。