ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

【写真解説】指が痛い?チョーキングを綺麗に鳴らしてみよう!

こんにちは!

ギター講師の箕輪です!

 

今回はギターソロ等のテクニックでも代表的なチョーキングについて見ていきましょう!

Q.チョーキングで弦を持ち上げることができません。

Q.チョーキングの音程が合いません。

Q.チョーキングの音が伸びません。

Q.チョーキングをすると隣の弦も鳴ってしまいます。

Q.チョーキングを練習するとめちゃくちゃ指が痛くなります。

 

このような悩みを持っている方は是非最後まで読んでみてくださいね^^

 

 

基本的な2種類のチョーキング

チョーキングと言っても1種類だけではなく、よく使うものは2種類あります。

細かいものも含めるともっとたくさんあるのですが、今回は基本の

  • フル・チョーキング
  • ハーフ・チョーキング

この2つを見ていきましょう!

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フル・チョーキング

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ハーフ・チョーキング

TAB譜の表記ではこのような表記になっています。

1/2で上がっているのがハーフチョーキングですね。

この2種類のチョーキングの上げ方は基本的には同じです!

綺麗なフォームで弾けるように細かくチェックしていきましょう!

弦を持ち上げることができません

弦が持ち上がらないとお悩みの方、初めてのチョーキングでどうやって弾いたらいいか全く分からないという方。まずはこの項目でチョーキングの基本を覚えましょう!チョーキングのフォームで大切なことは4つ!

  1. 薬指で持ち上げる
  2. 指の力で弦を上げない
  3. 親指と人差し指の基点
  4. それぞれの指はくっつけておく

この4つを念頭に置いてフォームチェックしていきましょう!

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チョーキングの基本フォーム

今回は薬指で持ち上げていきますが、場合によっては他の指で持ち上げる場合もあります。ですがまずは薬指が基本となるのでここから始めてみましょう!

3弦の7フレットをチョーキングしていきますが、持ち上げる弦を押さえているのは薬指ですね。

その薬指に沿うようにしてすべての指を横にくっつけています。

バラバラになっているよりもくっつけておいた方が力が入りやすく安定もしやすいです。

バラバラになっていると指の力で上げてしまいやすいので注意しましょう。

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正しいフォームで押さえる為に

まずは親指と人差し指の基点のみネックにつけたまま真っ直ぐ前ならえをしてみましょう。

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この時手のひらを曲げたりしないようにまっすぐ伸ばすことを意識しましょう。

前ならえができたら、そのまま真っ直ぐを保ったまま手のひらをネックにつけていきましょう。

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親指と人差し指の基点は付けたままぱたりとネックにつけていきましょう!

この動きができたら次は指を少し曲げた状態で同じことをしてみましょう。

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チョーキングの動きに近くなってきたのが分かるでしょうか?

あとは薬指で3弦7フレットを押さえたまま今と同じ動きをするように意識してチョーキングしていきます。

音程が合いません

フル・チョーキングとハーフ・チョーキングでどの程度弦を上げていくかが変わります。

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ハーフ・チョーキング

①まずは普通に隣の8フレットを弾いてみましょう。

②8フレットの音を確認できたら7フレットをチョーキングをしたときに先ほどの8フレットの音と同じ音が出るようにチョーキングしていきましょう。

 

フル・チョーキング

①同じように7フレットから見て2フレット先の9フレットの音をまず確認します。

②7フレットをチョーキングして先ほどの9フレットの音が出るように確認しましょう。

 

音程が合わないという時はチョーキングをする前にこのように1フレット先の音か2フレット先の音を弾いて正解の音を確認しておくことが大切です。

音がしっかり伸びません

チョーキングをしたとき、もしくはチョーキングをしてから弦を下げたときに音が切れてしまうという時は

  • フレットギリギリを押さえられていない
  • 指の力を使って弦を上げている
  • チョーキングをする流れのどこかで力が緩んでしまっている

このようなことが考えられます。

まずは先ほどのフォームチェックの項目で確認してみましょう。

 

隣の弦も鳴ってしまいます

これもチョーキングを覚えたての頃は良く起こってしまう現象です。

  • チョーキングをしたとき(上げたとき)に隣の弦が鳴ってしまう
  • 下げたときに隣の弦を巻き込んで鳴ってしまう

この2パターンが良くありますね。

原因としては指先で押さえすぎていたり、ミュートがされていなかったりということが考えられます。

指先すぎると同時にミュートもしにくくなるので合わせてみていきましょう。

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押さえている指は爪の近くすぎると先端すぎます。

チョーキングをしたときに弦の下に入り込んでしまうので、そのようなパターンの方は少しだけ指の腹部分で押さえてあげてみましょう。

画像の人差し指部分でぺったりと弦に触れておきましょう。

3弦をチョーキングの場合は隣り合う2弦と4弦のミュートは必須ですね。

このように触れておくことができれば下げる時も余計な音が鳴りにくいです。

めちゃくちゃ指が痛くなります

指が痛くなる原因としては

  • 指先で押さえすぎている
  • 指がバラバラになっており、1本の力で上げようとしている
  • 指を伸ばす力を使っている

このようなことが考えられます。

指は曲げた状態を固定して、安定するように他の指を横にくっつけた状態にしておきます。

この固定の状態がキープしきれずに指を伸ばす力に頼ってしまうと、指先に限界が来て痛みを感じやすいです。

チョーキングはフォームを綺麗にしていても最初のうちは痛くなりやすいですが、それでもなるべく痛みを最小限に抑えるようにフォームチェックをしてから練習していきましょう!

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それでは!