こんにちは!ギター講師の箕輪です。
ギターを練習していてもなんだか自分がしっかり上達しているのか実感できない
この練習でいいのだろうか?
などお悩みの方はいるかと思います。
実際僕も昔はそんな風に思っていることもありますし、今でもまだまだいろんな方面で勉強中です。
「この曲をコードで弾けるようにする!」などの明確な目標を達成できれば自分の中で一つクリアしたことにもなるかとは思いますが、
ギターを上達する、マスターする、ということに置いてゴールはないものだと思っています。
特に初心者の方がこのことで悩んでいることが多いので、
1つモチベーションの為にも目を通してみるといいと思います。
自分で上達した度合いは分かりにくい
例えば1週間一日2時間練習したとして、上達したのが実感できるかというとなかなか分かりにくかったりもします。
特に何かの曲をコピーしようとしたときに、その曲が難しかった場合などによく思ったりもします。
教則本で紹介されているような「簡単!」と書かれているような曲でも初心者の方にとってはとても難しいものもありますし、そもそも最初からうまく弾けないのは当たり前なのです。
上達を実感するには?
やはり上達していくためにはモチベーションというのも大事ですし、1つできたら次の段階にも進もうという意欲が湧いてくるものです。
上達を実感する方法としては、原曲の演奏と比べないこと。
1週間前の自分と比較すること。
これがとても大事です。
スマホも普及していて、大体のスマホに録画機能や録音機能が付いていますね。
録画機能しか分からないという方はカメラ部分は真っ暗でもいいので今の自分の練習の音を撮ってみるということが手っ取り早いです。
このようなことを話すと、
「いやいや私はまだ曲を録音するようなレベルじゃありません」
と言うような人もいます。これはレコーディングではなく、ただの自分の確認用で撮るだけなので、まずは録音してしっかり自分の音を聴いてみるということにチャレンジしてみましょう。
上達を実感しやすい練習方法
テンポ120の曲をコピーしようとしたときに、初心者で最初から弾ける人はそうそういません。
どうするかというと、テンポを少し落としてみることです。
曲の速さを変えるような手段がある人はそのようなものを使ってもいいとは思いますが、そうでない人はメトロノームを使って練習していきましょう。
今は無料のアプリや、パソコンでもメトロノームと検索するとすぐにメトロノームを起動させることができるのでまずはそれを試してみることです。
まずは曲の一部分でも遅いテンポで練習して繋げられるようにすること。
これが実感しやすい練習方法です。
曲の練習でなくても、
「Fコードをテンポ60で均等に鳴らしてみる。」
「EmとAmを交互にテンポ80で2回ずつ鳴らしてみる。」
など、自分でしっかりとハードルを下げて練習するのも大事です。
ギター上達の期間は?
上達するまでの期間を実際に聞かれることもあるのですが、
こればっかりは毎週レッスンに通っているような人でも、家での練習を全くしなければ半年で1曲が良いところでしょう。それも曲の難易度によりますが、とても簡単な曲だと仮定します。
逆に毎日何時間も練習している人はギターを始めて1か月で難しいコードを押さえられるようになる人もいます。
結果難しいコードが押さえられるようになれば弾ける曲も必然的に増えて、どんどん新しい曲にチャレンジしていけますね。
ギター練習の時間は?
早く上達したいという意欲がある人は、1日15分でもいいのでギターに触りましょう。
練習しなきゃ!と思うのは大切なことですが、どうしても学校や仕事が忙しすぎる時もあると思います。
そのような時は「今日はこのコードを2つだけ繋げてみよう。」など、
とても簡単な課題を自分の中で挙げて練習してみるのが大切です。
どうしてもギターを触る体力も残されていない。という時はしっかり休息を取るのも大事ですし、Youtubeなどでアーティストの映像、ギターを弾いている人の映像を見るだけの日があってもいいです。
何かしらギターにプラスになることを少しでもやり続けていることが上達に置いての重要事項だと思ってください。
僕は実際にレッスンでスパルタとは真逆の方法でレッスンしていますが、
このようなことは全員に話しています。
まとめ
・ギターの上達は自分では分かりにくい
・適当でもいいので録音して今の自分の音を聴いてみること
・練習するときはしっかりテンポを落として練習すること
・メトロノームを使うこと
・一日短時間でもギターに触ること
・どうしても難しい時は、映像などを見て音楽に触れること
以上のことを1つからでも試してみると、
ちょっとずつプラスになってくると思います。
1日2日で急に上達する人はいません。
しばらく停滞期間が続いて、たまに自分で実感できるタイミングが来るものなので、
まずは今できる練習を効率よく続けることが上達への近道です。