こんにちは!
ギター講師の箕輪です。
コードを一つ一つ覚えた後はコードチェンジが大きな壁として立ちはだかってくることでしょう。
しかもFのコードチェンジなんて、、、って昔は僕も思っていました笑
「やっとF覚えたのにまた難所が」、「私はリズム感が無いから」、「つながっている感じがしない」など、人によって悩みは違うと思います。
コードチェンジは難しいです。しかし段階を踏んでしっかり練習していけば必ずできるようになります。
今回はコードチェンジの練習方法とコツについて解説していきますので、ぜひ実践してみてくださいね^^
コードチェンジで大切なこと
スムーズにコードチェンジできるようになるために、大切なことが3つあります。
これさえ意識して練習していけば必ず綺麗にコードチェンジができるようになります。
- 共通する指と形を意識する
- しっかりと拍を刻む
- 尺を伸ばして練習する
この3つをしっかり意識して練習していきましょう。
ではそれぞれどういう風に取り組んでいけば良いかを見ていきましょう。
共通する指と形を意識する
共通する指と形というのは大きく2パターンあります。
まずは1パターン目を見ていきましょう。
パターン①
AmとCコードで見てみると、薬指の位置だけ変わっていて他の指のポジションは一切移動していないというのが分かりますか?
ですのでAmからCにチェンジする際は人差し指と中指は押さえたまま動かさずに、
薬指だけ移動すればいいということですね。
他のコードでも見てみましょう。
Em7からGコードへチェンジする際は中指が固定で他の指を足すだけですね。
コードチェンジが遅れてしまう一つの原因として、離さなくてもいい指もしっかり離してしまい、次のコードを押さえる時まで時間がかかってしまうということが考えられます。
次に指を全て離さなくてはいけないコードチェンジについて見ていきましょう。
全て離さなくてはいけないコードでも、スムーズにコードチェンジしていく方法もありますので、これを2パターン目として覚えていきましょう。
パターン②
パターン②は、指は移動するが形は一緒のコードチェンジです。
この時押さえている指は全て一度持ち上げて移動はするのですが、
赤丸で囲っている薬指と中指の部分に関しては、この位置関係を保ったまま移動していきましょう。
この位置関係が崩れるとコードチェンジが遅くなってしまうので注意です。
ここを意識して弾いていければ上達も早くなってきますね^^
他のコードも少し出しておきましょう。
このコード進行の時にも同じことが言えますね。
キープしておく形も先ほどのコードチェンジのパターンと同じですね。
大まかに2パターンで見ていきましたが、
- 指の共通する位置を意識する
- 指の共通する形を意識する
この2つがとても大切なので、これらを意識して練習してみてください。
しっかりと拍を刻む
この練習はコードチェンジに限らず基本的なことですが、
コードチェンジのようにリズムにシビアになる際は特に大切にしていきたい項目ですね。
まずは1小節4拍でコードを弾いていきましょう。
この時はダウンで均等なリズムで同じコードを繰り返し弾いていきましょう。
1つのコードでリズムキープができるようになってきたらコードチェンジの練習に入っていきます。
拍を刻んで練習する際に大切なのはメトロノームを使うことです。
今はスマホの無料アプリでもメトロノームを使うことができるので、
別で買う必要もありませんね。
ではメトロノームを使ってどのようにコードチェンジ練習をしていくかですが、
メトロノームを聴きながら自分の足でも拍を取ってみましょう。
自分の体の一部でリズムをとり続けながら弾いていくということがコードチェンジの際にとても大切になってきます。
自分の体の中にメトロノームをひとつ作るという感じでしょうか。
足でなくても体全体でリズムをとるのもいいですね^^
尺を伸ばして練習する
例えばある曲を練習していて、コードチェンジがとても速くて追いつけないとします。
この進行だと1小節にコードが2つ入っていますね。
これだけ細かいコードチェンジだと一つ一つのコードに気配りができないですし、練習がはかどらないのも分かります。
最初から細かいのは難易度も高いので、これをそれぞれ長い尺に変えてしまいましょう。
尺を長くして2小節で1つのコードにしてみました。
変える前は一つのコードで2拍だったのに対して、
尺を長く変えたら一つのコードで8拍分になりましたね!
もちろんこれ以上長くしてもいいですし、少し慣れてきたら短くしていっても大丈夫です。
ただしこの時も自分の体でリズムキープするということを忘れずに継続させておきましょう!