練習方法というのは一人一人全然変わってくるものだと思っています。
たとえば30人に同じ教科書が一冊ずつ配られたとして、
テストでみんな同じ点数は取れないですよね?
これは人それぞれ勉強方法と勉強時間が違うからですね。
ギターを練習するときも同じです。
ここで時間というのはかければかけるほど上手くなる可能性も上がるというのはなんとなくわかると思いますが、
どうせ時間をかけるなら効率のいい練習方法で時間をかけていきたくはありませんか?
もちろん最初はトライ&エラーを繰り返すことが非常に大事ですし、練習に無駄な時間なんてないのですが
それでも僕がギターを始めた時はなるべく効率よく練習したいと思っていたものです。
個人的にあまり細かすぎることは書きませんが、
いろんな練習パターンなどをまとめていこうと思います。
ここでは例として
毎日1時間の練習をすると仮定してまとめていきます。
練習メニュー例
15分 指の基礎練習 15分右手のリズム練習 30分 曲練習
ざっくり書きましたが、指練習というのはクロマチック練習と呼ばれるものが代表的ですね。
必ずメトロノームを付けてゆっくりのテンポから練習していきましょう。
なるべく続けて繰り返し弾いていけると効果大です。
やりすぎは腱鞘炎の原因にもなりますので、あまりにも左手が痛くなってきた場合は控えめにしておきましょう。
リズム練習というのは右手のコードストロークパターンの練習ですね。
今日は16分のパターンをやってみよう。今日は8分のちょっと難しいパターンをやってみよう。今日は昨日と同じものを復習しよう。等、、、
日によって課題を変えていくのがおすすめです。一度決めたら15分間同じパターンを練習していきましょう。
練習中はなんとなく慣れているパターンに移行しがちなのですが、これをやるとただの遊びみたいになってしまいます。
堅実に練習するという時はここに気を付けておきましょう。
曲練習はコード全体を確認するのか、通してみるのか、ここでは割と自由に練習してみましょう。
というのも基礎とリズム練習で鍛えられているので、曲練習でどれだけ自然体で弾けるかを感じるのも大切です。
レベルアップメニュー
10分 指の基礎練習 50分 曲練習(レパートリー増やし)
基礎練習は上記に書いてあるのと同じです。
ここでいう曲練習はいろんな曲を1コーラスずつ弾いてみましょうという練習です。
コードに少し慣れてきた方はこの練習を試してみてください。
最近はネットでいろんなアーティストのコードを紹介してくれているサイトも数多くありますので、そういったところも参考にしながら弾いていってみましょう。
なぜ1番だけかというとフルサイズで練習しようとするとなんとなく弾けるようになるまでの道のりが遠く、必然的に時間がかかってきます。
これを何日かやっていると飽きて違う曲をやってみよう。となってしまうので、
中途半端になってしまうよりは、初めから1番だけを弾いていくと決めて練習した方がコード進行やパターンなど身に付きやすいです。
練習が終わった後に白い紙に上から練習した曲をリストにしていきましょう。
ギターはなかなか上達を自分で感じることが難しいですが、
記録を目に見える形で残しておくと頑張った証拠というのも残ります。
こういったものもモチベーションアップにもつながりますし、
後になってリストの1番目の曲を改めて弾いてみると、以前よりも上達していると感じられたりもします。
アドリブの練習(中級者~上級者向け)
10分 スケールポジションの確認 50分アドリブ練習
アドリブの練習もいろんな曲を流しながら練習していけるといいですね。
よく分からないという人はまずはブルース系の曲からスタートしてみましょう。
よく使うものとしてはAマイナーペンタトニックやEマイナーペンタトニックなどです。
ブルースにもテンポの速いものから遅いものまで、インスト曲なのか歌があるのか。
こういった違いだけでもアドリブの雰囲気は変わってきますので、
いろんなパターンで練習できるととてもいいと思います。
大きく3つのパターンを挙げてみましたが、
これ以外にも練習方法はたくさんあります。
ただ僕の中で練習で共通していることは、「今日は○○の練習をしていこう」という明確なメニューを作りましょうということです。
これがあいまいでスタートすると集中力が切れやすかったり、
時間をかけた割には何をしていたかよく分からなかったりします。
この3つを参考にしながら是非自分のメニューを組んでみてください!