こんにちは!ギター講師の箕輪です!
エレキギターでもアコースティックギターでもギターを弾く前には必ずチューニングをしていきます。
チューニングとは簡単に言うとギターの各弦の音をそれぞれ基準に合わせていく作業ですね。
チューニングが正しく出来ていないとコード表通りにコードを押さえても正しい音が出ず、へんてこな音になってしまいます。
チューニングのズレ具合によっては、基準の音には合っていないけどあまり違和感のない音になるときがあります。
この場合は間違っていることに気づきにくいので、まずはしっかり基準の音を把握してチューニングしていきましょう!
チューニングの基準の音
まずギターは6本弦が張ってありますのでその数だけチューニングが必要になります。
1弦 → E(ミ)
2弦 → B(シ)
3弦 → G(ソ)
4弦 → D(レ)
5弦 → A(ラ)
6弦 → E(ミ)
ここで特徴が一つ。1弦と6弦の音が同じですね。
音は同じなのですが、同じ音でも1弦は高い音のEで6弦は低い音のEです。
注意ポイント
- 1弦は一番細い弦で、ギターを構えたときに一番下になります。
- 6弦は一番太い弦で、ギターを構えたときに一番上になります。
1弦と6弦を間違えないように気を付けましょう!
チューナーを使ってみる
これがギターのヘッドといわれる部分です。
先についてるのがクリップチューナーですね。
まだ持っていない人は1000円位からの値段で売ってますので買っておきましょう。
ちなみにこの写真のチューナーは1300円くらいでした。
写真にある矢印ですが赤のほうに回すと音が高くなり、青に回すと低くなります。
急激に回すと音を通り越して分からなくなってしまうのでゆっくり回していきましょう。
ギターを抱えて音を伸ばしながらゆっくり回してチューニングしていくのがコツです。
右側は1,2,3弦、左側が4,5,6弦
ストラト、テレキャスタイプは左側の回し方を参考にして下さい。
1弦はEの音にしたいので弦を弾いていってアルファベットのEが来たら真ん中に光が合うように調整します。
このとき他の弦も鳴ってしまっていると正しい音が取れませんので注意して下さい。
1本弾いて、隣の弦が鳴ってしまったら手で止めるようにしましょう。
真ん中よりも右側に赤いランプが点いていますね。
この場合は音が少し高いですよーということですので青矢印に向かって低く調整しましょう。
緩める時にもゆっくり緩めていくようにしましょう。
音が低いときは逆に回して調整してみましょう。
どうでしょうか?1弦はチューニングできましたか?
1弦と同じ作業を順番に6弦までやっていけばチューニング完了です!
弦を張り替えたばかりのときはすぐにチューニングが狂ってしまうので
一度6弦までチューニングが終わってもまた1弦から再確認してみましょう。
注意ポイント
- ペグを回す時はゆっくりと
- 隣の弦が一緒に鳴らないように注意
よくある質問
Q、チューナーの画面端に440とか書いてあるけどこれは動かさなくていいの?
A、調整できるものもありますが、ギターをチューニングするときは440で大丈夫です。
Q、安すぎるのは心配だから1万円くらい出したほうがいい?
A、勿論高ければチューニングの精度もよくなりますのでお金に余裕があればちょっと高価なクリップチューナーを買ってもいいと思います。
足元においてコードを繋げるものもありますが、ライブやレコーディングで重宝するものですので、ギター初心者であればこれは無視してクリップチューナーを買うのがおすすめです。
Q、チューナーの光が真ん中には来るけど、ぴったり真ん中で止まってくれない!
A、物によって精度もまちまちですが、基本的には真ん中の光が強く光っていれば大丈夫です。あとギターという楽器はそもそもチューニングが狂いやすい楽器です。
そういう楽器だと認識しておきましょう。
チューニングを狂いにくくするためには、一度少し低くしてから高くあわせていくようにチューニングすると合わせやすいです。
弦が古い場合はチューニングが狂いやすくなります。弦がさびている場合は交換してからチューニングしてみましょう。
Q、どのくらいの頻度でチューニングしたらいいの?
A、ギターはチューニングが狂いやすいです。
弾く前には必ずチューニングをしましょう。
スポーツする前の準備体操みたいなものですね。
アコギの場合は弾いた後はチューニングを下げておきましょう。
目安としてはペグを3回しくらい下げておくといいです。
弦を張りっぱなしだと本体にかかる負担が大きく、アコギのように空洞の大きい生楽器は影響を受けやすいです。
まとめ
- ギターを弾く前には必ずチューニングする
- 最初はクリップチューナーがおすすめ
- 練習中に違和感を感じたらすぐにチューニングする
- アコギは弾き終わった後チューニングは下げる
いかがでしたでしょうか?
始めのうちは時間がかかってしまうかもしれませんが、毎回やっているとすぐに慣れてきます。
せっかく練習するなら正しい音で練習して音感も鍛えていきましょう!
それでは!