こんにちは!
ギター講師の箕輪です。
今回はFコードなどの難しいコードの押さえ方、省略の仕方をお伝えしていきます。
この省略形はエレキギターでもアコースティックギターでもなかなか使えるものなのですが、教則本にはあまり書かれていないことの方が多いですね。
曲をやりたいけどどんな曲にもFが出てきて詰まってしまっている、、、
とお悩みの方はこちらの記事を参考にしてみてください^^
コード省略の方法
まず普通のコードをどんな感じに省略していくかというと、
本来は4本~6本で押さえていくコードを3本にしていきます。
主要な音が鳴っていればコードとして成立するのでいくつかのコードを例に解説していきましょう。
今回は1弦から3弦までの3本を使っていきます。
このとき4弦から6弦は鳴らさないようにしていきましょう。
Fコード
左側が本来のFコードで右側が省略語の形です。
省略後の指使いは1、2弦を人差し指でまとめて3弦は中指で押さえていきましょう。
この形も1,2弦をまとめて押さえると音が鳴りにくいかもしれませんが、
普通のFコードを押さえていくよりは少し簡単になると思います。
×になっている弦の部分は弾かないように注意しましょう。
3本しか弾いていないので音の厚さとしては劣りますが、基本の音の構成は同じなのでどうしてもFコードで詰まってしまうという人はこの省略形を使ってみてください。
これは簡単にするために省略形にしていますが、僕がエレキギターを弾く時はあえてこの省略形を使ったりもします。
1~3弦が高音なので、曲中で高音を強調していきたい時などにこの形を使うことは多いです。
上記のFコードの省略形教則本などで見たことはありますでしょうか?
始めてみるという方は是非トライしてみてください。
このFコード以外でもよく使うコードで他にも省略できるものはたくさんあります。
せっかくなので何個か追加で見ていきましょう!
Dコード
省略形は4弦が×になっていますが、ここは開放で鳴らしても大丈夫です。
押さえ方は2弦が薬指、3弦が人差し指ですね。
この省略形のコードにはDadd9(ディーアドナインス)という名前がついていて、
Dコードの代わりに使ったりします。
感覚としてはクールな音になるのでバラードなどによく合います。
1弦の開放弦を鳴らしていくのが大切なので、ここの音が止まらないように注意しましょう!
名前はややこしいですが押さえ方は普通のDコードよりも簡単ですね^^
Cコード
基本の基本コードですが、実はこのコードも少し難しい部類だと思っています。
教則本のコードのところで大体1番目に書かれていることが多いですね。
省略後は人差し指で2弦の1フレットを押さえていきましょう。
指を横に開かなければいけないので、省略形で慣れてきたら左側のコードにチャレンジしていくというのでも大丈夫です。
Gコード
このコードは見た目の割に押さえやすいコードではありますが、
省略するともっと簡単になるので載せておきます。
1弦の3フレットを小指で押さえていきましょう。
なぜ使いにくい小指?と思うかもしれませんが、
本来のGコードは1弦小指、5弦中指、6弦を薬指で押さえていきたいので
その低音弦を無くして小指だけ残したものだと思ってください。
この機会に小指の練習にもなるのでいいかと思います。
ちなみに小指に少し慣れておくと、後々かなり便利になってきます。
最初のうちは使い辛くて小指を使わないようにしてしまうこともあるかもしれませんが、後々曲を弾く時でもフレーズやソロを弾く時でもかなり役に立ちます。
!!!注意点!!!
冒頭の方でも書きましたが、3本ずつ弾いていくので4~6弦の音は鳴らさないようにしてください。
この弦が鳴ってしまうと音が汚くなってしまうので非常に大切なポイントです。
3本ずつ狙って弾いていくときも右手の手首には力を入れず、
なるべく脱力した状態で弾いていきましょう。
細かいところを狙って弾く時はどうしても力が入りやすいのでここも注意ポイントです。
以上のコードは僕も演奏の時に取り入れることも多いコードです。
特にDadd9のコードは非常に使いやすくて何より音がとても綺麗です。
この省略形が押さえられれば弾ける曲も幅広くなってきますので、
苦手なコードがあれば是非練習してみてください。
≪僕が使っている弦やピックなど≫
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