こんにちは!
ギター講師の箕輪です!
今回はソロギター解説で、題材は「ふるさと」です!
老若男女問わず日本の代表的な歌ですね^^
この曲で使用するギターはアコギかクラシックギターが良いかと思いますが、
エレキギターで弾いても大丈夫です。TAB譜の読み方も同じですからね^^
まず初めに全体のTAB譜を出しておきますが、その後TAB譜を細かく分けて解説していきます。
コードで弾いていく分には初心者でも弾きやすい曲ですが、今回はソロギターアレンジですので初心者~中級者向けの譜面となっています。
「ふるさと」のTAB譜
この曲は3拍子の曲ですので、拍の数え方は「ワン、ツー、スリー、ワン、ツー、スリー」と数えていきましょう。
これで1周の譜面ですが、16小節ですね。
「ふるさと」に出てくるコード
この曲で使うコードフォームはG、C、D、Am、Emコードが基本になります。
まずはこの5種類のコードから練習してみてもいいですね^^
この基本コードの他にD/F#、Esus4、Cadd9という3種類のコードも使っていますが、これは基本コードから派生している応用コードのような位置づけですね。
パッと見コードの名前はややこしそうですが、どれも良く使うコードですのでこの機会に覚えていきましょう!
アコースティックギターでもエレキギターでもどちらにも活用できますよ^^
TAB譜を読む際のポイント
このようなソロギターのTAB譜を読んで弾いていくコツとしては、一つ一つの音だけ追いかけるのではなく、それぞれをコードとして認識しながら弾いていくということが大切です。
コードを鳴らしながらメロディを弾いていく訳ですが、大体コードフォームの近くにメロディラインがあるので、なるべくコードは押さえたままメロディを弾いていけると綺麗に繋がります^^
- TAB譜の数字だけではなくコードとして認識する
- メロディを弾く際にはコードは押さえたままにする
TAB譜パート①
まずはTAB譜の1段目を見ていきましょう!
ここで出てくるコードは基本コードのみですね。
基本コードですがそれぞれ1弦は弾いていないので、うっかり1弦まで鳴らしてしまわないように注意しましょう。
3小節目のGコードでメロディを動かす際には、3拍目のみ小指を足してメロディの動きを作っていきます。
このときに他の指が離れてしまわないように注意ですね。
ソロギターでは離さなくていい指はなるべくキープしたままにするのが大切です。
TAB譜パート②
譜面の2段目も基本コードで弾いていけますが、メロディを動かしていく際の注意点がいくつかあります。
Cコードでは先ほどと同じように小指を足してメロディラインを作っていきます。
Amの部分では、薬指と中指で押さえている状態から中指のみ4フレットに動かしていきましょう。このとき薬指は離して大丈夫です!
中指を動かす時には中指は押さえたままずらすように動かしていきたいですね。
この動作を「スライド」と呼びます。ギターのテクニックの一つで、これができるとメロディの繋がりがより滑らかになります。
TAB譜パート③
TAB譜3段目です。
最初のDコードの部分では、1つ低い音を動かすアレンジにしてあります。
ここは人差し指で押さえて4弦の開放と同時に鳴らしていきますが、直前の弾き方と似ているので弾く弦を間違えないように注意しましょう!
最後のGコードでは、小指で押さえている3フレットから人差し指にするのですが、Gコードの時にあらかじめ人差し指も押さえておくと、小指を外すだけで済むのでメロディが繋がりやすくなります。
TAB譜パート④
TAB譜の4段目です。これで最後ですね。
ここでD/F#というコードが出てきますが、これは普通のDコードを押さえた状態で追加で人差し指で押さえていきましょう。※親指で押さえてもOK!
このようなコードを「分数コード」と呼びますが、コードはDが鳴っていて、一番低いベースの音はF#が鳴っているという意味のコードとなります。
他にもたくさんの分数コードが存在しますが、その中でもD/F#コードに関してはポップスでもロックでもよく使うコードですので、この機会に綺麗に押さえられるようにしていきましょう!
一番最後はGコードとなりますが、ここはアルペジオを入れてみてもいいですね^^
まとめ
「ふるさと」を4分割にして見ていきました。
普段よく押さえている基本コードとはまた違った動きも出てきますね。
このようなソロギターが弾けるようになると、一人で完結できる曲として演奏できる曲のストックができますね^^
大事なポイントをまとめておきましょう!
- TAB譜の数字だけではなくコードとして認識する
- メロディを弾く際にはコードは押さえたままにする
- 鳴らさなくていい弦は鳴らさないようにする
- スライドを入れる際には指は押さえたままスライドする
- 一つ一つの音をしっかり伸ばす
上手く音が繋がらない場合はこのようなポイントを思い出して練習してみてくださいね^^
それでは!