こんにちは!ギター講師の箕輪です!
練習に行詰まっていませんか?
ギターの上達って自分ではなかなか実感しにくいですよね。
それでも練習しているフレーズが「弾けた」か「弾けない」かであれば自分自身でもはっきりわかりますね。
今回は上達が速い人が取り入れている練習方法としていますが、
他の言い方でいうと
「上達を速く実感する方法」とも言えます。
この「上達を速く実感する」ということができればモチベーションも上がり、
更にステップアップして練習していけるのです。
流れとしては
上達を実感する
↓
モチベーションが上がる
↓
難易度を上げて練習ができる
↓
更に上達していく
この流れが確立してくると、必然的に上達が早くなります。
それではここからは細かく見ていきましょう。
上達を実感する練習方法とは?
ここが最初のスタート部分になりますね。
ギターを始めたばかりの方であれば誰でも上達が実感しにくいことと思います。
例えば1曲弾くことだけを目標にしていた場合、
1曲の中でイントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、サビ、アウトロ
などとても構成が長いですよね。
これが完成するまで自分に合格を出さないとしてしまうと
「弾けていない」という気持ちが出てきてしまいます。
このマイナスの気持ちから「1曲弾けるようにならないから上達していない」
と考えてしまう人がとても多いです。
しかし練習していれば昨日より今日、今日より明日は確実に得るものがあり
知識としても技術としてもレベルアップしているはずです。
人間もゲームのように、経験値とレベルが数字で見えればなんと楽なことかと思いますけどね。
目には見えないですが、自分自身の内部的にはしっかり数値が上昇しています。
まずはこのことをしっかり理解することが大切です。
上達を実感する方法としては1曲のように大きなスケールで見るのではなく、
「2小節弾けた!」、「4小節繋げられた!」、「Aメロを通すことができた!」
など、スケールを小さくして見ていくのが実感しやすいです。
1曲弾くということだけを目標にしたときと練習していること自体は変わりませんが、大きいスケールではなく小さいスケールで分割して見ていくことが大切です。
モチベーションを上げるには?
先ほどスケールを小さくして分割して見ていくということについて話していきましたが、そこから発展してどうモチベーションに繋げていくかを話していきましょう。
例えば4小節を繋げられたらそこで一度自分自身に合格を出してあげることです。
2小節でもいいですし、このコードが弾けたら合格を出す。というのでも大丈夫です。
一日でここまで覚えなければいけないとか、普通は初心者でもこれくらいできるだろう、などと基準を作ってしまうとその基準と比べて「弾けていない」とマイナスに考えてしまいやすいです。
4小節弾けないなら2小節でいいのです。テンポ100で弾けないなら60でもいいのです。
小さいことや、難易度を下げたものを1つクリアできたら一度合格を出して、次のステップも同じ要領で進むという流れで練習して見てはいかがでしょうか。
そうした練習を段階を踏んで繰り返していくうちにAメロが弾けるようになり、サビが弾けるようになり、コード全体が綺麗になり、1コーラスを繋げられるようになっていきます。
このように分割し、細かいところをしっかり反復して練習していると、繋げて弾いた時にもとても綺麗に弾けるようになります^^
何となく「こうやったら綺麗に弾けるんだろうなー」と軽く思い浮かべながらリラックスして練習していきましょう。
難易度を上げて練習する方法とは?
これに関してはいくつかの例を挙げて見ていきましょう。
例1)練習している曲のテンポが120で、今は100でしか弾けなかったとき
リズムを刻むということはとても大切で、適当になってしまうと覚えるのも適当に覚えてしまい、音も綺麗に鳴りにくいです。
テンポ100である程度繋げられるようになってきたら、5ずつテンポアップしてみましょう。テンポアップして詰まったテンポの一段階下が今の自分のレベルです。
例えば115で詰まってしまったら110のテンポで練習していきましょう。
これでももとは100だったので少しレベルアップしていますね^^
例2)コード弾きをレベルアップしたい
「初心者でも3つのコードで弾ける曲」というように紹介されている曲があったりしますが、そのようなコードには慣れてきたときと仮定しましょう。
今はネットでも「曲名 コード」と調べると歌詞とコードが一緒に書いてあるサイトも出てきたりします。
それか楽器屋さんの楽譜コーナーでいろんなアーティストの有名曲が詰まったコード弾き用の楽譜を買ってみてもいいかもしれません。
その中からなんとなく押さえられそうなコードだけで構築されている、尚且つ5種類くらいのコードで構築されている。というように曲を選んでいきましょう。
単純にパッと見て1曲の中でコードがたくさん書いてあって、文字が多い曲は難しいので後回しにしてもいいかもしれませんね。
楽譜を選ぶ際に立ち読みできる場合はしっかり中身も見て買いましょう。
補足
逆にこんなことをしていませんか?これをしていると上達が遅くなってしまうかも、、、という観点でも記事を書いているので是非参考にしてみてください。