こんにちは!ギター講師の箕輪です。
今回は譜面の読み方と覚え方について解説していこうと思います。
バンドスコアは見開きA3サイズ複数枚の譜面が多いかと思うのですが、
あれって細かくは書いてあるけど、通して弾こうとするとどうしてもめくるのがめんどくさくありませんか?
そしてどこからどこに飛んでいるのかも分からなくなるという方が多いと思います。
割と単純な譜面でも、細かいところまで多く書いてあるが故にバンドスコアだとどうしても長くなってしまって何枚にもなってしまうのです。
譜面の追いかけ方が分かるようになれば練習効率もグンと上がり、圧倒的に曲が覚えやすくなりますよ!
この記事を読んで長い譜譜面でもしっかり追いかけて読めるようにしていきましょう!
今回の記事ではよく使う記号などを解説していくので、参考にしてみてください^^
譜面でよく使う記号について
- リピートマーク
- D.S.(ダルセーニョ)
- To Coda.(トゥーコーダ)
まず必須と言っていいほどよく出てくる記号がこの3つですが、それぞれルールなどもありますので、1つずつ画像付きで見ていきましょう。
リピートマーク
最初と最後に、二本線に点が二つあるのが分かるでしょうか?
この記号でではさまれている区間はもう一度繰り返しましょうという記号です。
同じことを丸2回繰り返してOKです。
これは1小節を繰り返しという意味になっていますが、よくあるのは4小節を繰り返し、8小節を繰り返し、なんかがよくあるのでもし手元にバンドスコアがある場合はチェックしてみるといいと思います。
たまにとても長い区間を繰り返しの場合もあるので、この記号を見落とさないように注意しましょう。
D.S.(ダルセーニョ)
この記号は2つでペアになっている記号です。
D.S.のところまで弾いたらこのSに%のような記号に「戻る」という記号です。
バンドスコアを見ながら弾いていてどこに飛んだのか見失ってしまう場合はこの記号がどこにあるかチェックしておきましょう。
To Coda.(トゥーコーダ)
この記号は先ほどのダルセーニョとも似ている記号ですが、
To coda.の文字に来たらターゲットのようなマークに「進む」記号です。
先ほどのダルセーニョは戻る記号でしたが、To coda.は「進む」記号なので間違えないようにしましょう。
D.S.とTo Coda.については優先順位があり、譜面を見ていて先にTo Coda.が出てきても一度無視します。その後D.S.を使った後にTo Coda.を使用します。
この優先順位はとても大切なので覚えておきましょう^^
応用の記号
これは最初に解説したリピートマークですが、このように(D.S.time straight)と記載がある場合は、「D.S.で戻ってきた後はリピートしない」という意味です。
D.S.で戻った後にこのような記載がないかチェックしておきましょう。
「1.、「2.という記号ですが、この場合1は一度通ったら次は2を通りますという記号です。
この譜面の場合の進行は1段目→2段目→1段目→3段目という進行になります。
このように、リピートマークとD.S.に関しては他の記号と影響しあうこともあるので要注意です。
譜面の覚え方
譜面で使う記号が分かったところで、あとは効率的な練習方法ですが
バンドスコアを買って早速通してみよう!というのはなかなか無理な話ですね。
僕でも嫌です笑
曲の練習の準備としては以下の流れが把握しやすいです。
- 曲を聴きながらバンドスコアの進行を追っかけてみる作業をする。
- 記号のあるところに赤ペンなどで丸付けして分かりやすくしておく。
- 譜面の中でどこがイントロ、Aメロ、Bメロ、サビなのかをチェックする。
バンドスコアの進行を追いかける
まずは曲全体を把握しないことには繋げて練習するのも難しいですよね。
分からないコードや難しそうなフレーズが見えたとしても、一度気にせずに曲を流しながら譜面の進行を把握していきましょう!
分からないコードやフレーズを練習するのも大切ですが、一度ざっくりでも全体を確認しておくことで「全体像が見えている」という状態になるので、曲全体の中でどこが難しそうなのか、どこが得意そうなのかということも把握できるようになります。
全体をなんとなく把握することができてから、まずは最初の方から1コーラス練習していくのがおすすめです!
記号に丸付けなどをしておく
誰かが書いた譜面でも、どこかで買った譜面でも、記号が分かりにくい場合は赤ペンや蛍光ペンで丸付けをしておくのがおすすめです!
D.S.やTo Coda.はペアになっている記号がありますよね?
そのペア同士を〇や△などで囲っておくと譜面を読む際にとても分かりやすくなります。
譜面の中でどこがイントロ、Aメロ、サビなどを把握しておく
記号としてはA、B、Cなどが四角で囲われているマークで各セクションごとを区切られていることが多いです。
ですので、最初に出てきたAメロはA、2番のBメロはDなどの記号になっている場合もあります。
この場合だと全てのセクションで全く違うことをやっていて、端から順番に覚えていくというような作業になりがちです。
AメロがAやD等の違う記号になっていても、大まかに弾く流れとしては似ていることが多いです。
セクションマークで覚えるのも大切ですが、「ここはDという記号だけど2番のAメロ」のように把握しておくことも曲を覚えるに当たり大切なことです。
譜面を使った練習方法
- ポイントで区分けして練習する
- 区分けしたものを繋げていく
- いきなり通したりせずに段階を踏んで練習する
ポイントで区分けして練習する
譜面を見てある程度曲の構成が分かったら、Aメロだけやってみる、イントロのフレーズをやってみる。などポイントポイントで練習していきましょう。
速くてつまづいてしまう、リズムが理解できないという場合は曖昧にせずに繰り返しゆっくりのテンポで確認することが大切です!
区分けしたものを繋げていく
その区間が慣れてきたらイントロとAメロを繋げてみる。
等、徐々につなげて弾ける区間を長くしていき、まずは曲の1番を通して弾けるようにする!という目標を立てると曲の雰囲気も掴みやすくなってきます。
いきなり通したりせずに段階を踏んで練習する
段階を踏むというのは、先ほどの項目にもあったように譜面の中で区分けをするということです。
全然覚えていないのに全体を通そうとしても、すべてあやふやなまま練習してしまうことになるので、1つずつしっかり段階を踏んで覚えていくのが大切です。
このように練習していくとかなり練習効率が上がり、かっこよく綺麗に弾くことができますよ!
それでは!