ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

【写真解説】ギターコードストロークの右手の動かし方のコツや注意点。力の抜き方など

こんにちは!

ギター講師の箕輪です。

 

今回は右手の動かし方(ストローク)について解説していこうと思います。

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独学でやっている方もいるとは思いますが、右手の動きは 上から下(ダウン)

下から上(アップ)を組み合わせてパターンにしています。

 

この時最初は大体アップが難しくて綺麗に「ジャーン」と鳴らずに「バチバチ」と引っかかりながら鳴るような感覚になる方が多いです。

 

8ビートと16ビートのパターンを2つずつ紹介していこうと思いますが、

まずは8ビートから行ってみましょう。

注意点などもそれぞれ見ていきましょう。

 

 

 

 

8ビート

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この2パターンは非常によく使うので覚えていきたいですね。

難易度的には①が簡単パターンで②がちょっと難しいパターンです。

まずはこの譜面の読み方ですが、

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こんな感じだと思ってください。

単体で書いてあるリズムの部分は4分音符、つながって2つになっているのは8分音符です。

 

ちなみにダウンアップの記号はホッチキスみたいな記号がダウン

vマークがアップです。

リズム譜で書く時は基本的に赤丸の部分だけが書いてありますが、たまに青丸の部分も書いてあります。

今回はサポートとして下に矢印も書いています。

 

②番のパターンとしては矢印が点線になっている部分がありますね。

ここは 弾かないけど右手がダウンになる部分です。

ここはどうしても弾いてしまいがちな部分ですので注意して練習してみましょう。

 

16ビート

応用編として16ビートのパターンも載せておきます。

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音数が多く細かくなっているので、 メトロノームなどを使ってまずはゆっくりのテンポで弾いていきましょう。

いきなり早く弾こうとしてもなにがなんだかわからなくなるので、一つ一つ解析しながら弾いていくのが大切です。

 

次の注意点でコツや注意点をまとめておきます。

 

!!!コツと注意点!!!

1、右手を動かす時に手首に力が入らないようにする。

2、右手のふり幅を大きくする。

 

これは写真でも見ていくとわかりやすいと思いますが、

OKな例

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下に振った時が分かりやすいでしょうか。

振った方向に軽く手がしなっているような感覚ですね。

ふり幅も大きく、目安としては ギターのボディの幅くらいは振るように意識しましょう。

このふり幅というのが引っかかってしまう原因にもなってくるのです。

 

NGな例

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ふり幅が狭く、手首にいかにも力が入っていますね。

肘から手の先まで棒状になっているのが分かりますでしょうか。

こうなってくると力が入って幅広く振る余裕もなくなってしまいます。

おまけに弾く場所がちょっとネックに寄りすぎですね。

 

右手のふり幅について

なぜふり幅が狭くなって引っかかってしまうかというと、

小さく振るとその分スピードが出ないのです。

小さいふり幅だとスピードに乗る前に弦に当たってしまい

結果振りぬけずに引っかかってしまいます。

 

ふり幅を大きくした場合は余白でスピードを付けることができ、

弦に当たっても振りぬきやすいです。

一気に6本鳴らすためには、力を抜いて振りぬくというのが大切になってきますね。

 

鳴るようになってきたら ダウンもアップも同じような速度と同じような音量で鳴るように意識して練習すると効果的です。

 

これは16ビートの早いパターンなどでも同じなので、右手のパターンが忙しくなったからと言って動きが小さくならないように気を付けましょう。